闘病ブログ

未来への手紙

病院生活3〜4日目

することが何もない。

身体はいたって健康だ。いや、病人なのだが生活に不自由はない。

あえていうならば何も口に出来ない事が辛い。水を飲まなくとも、点滴でトイレに行くんだなぁ、とボーっと考えてしまう。

この土日の間、両親に色々と調べてもらった。

このA病院、執刀医、病気、セカンドオピニオン、治療法についてなど。

私は一晩たっても気持ちは変わらなかった。

「この病院では手術を受けたくない」

救急を受け入れてくれ、非常に感謝している。
看護士さんたちは非常に丁寧だ。
医師も優秀な方が多いのだろう。

しかし、自分の身体が裂かれると想像すると、どうしても不安を飲み込めないのだ。

両親との話をする中で「都内の病院に移る」という合意が固まった。

入院、手術、術後を考えるとそれが総合のリスクを抑える事にもなると判断したのだ。

もちろん、単純に何かあった時に親が対応し易いというメリットもある。


三人で合意が取れてすぐ、ナースステーションに向かった。今日は日曜日で医師がいない為、病院を移動したい旨を看護士に伝達してもらう事にした。

そして次の日にでも医師と話して、対応を話し合う約束をもらう事ができた。


私は連日、一時間以上かけて母に来てもらう事が負担になってないか心配になり始める。
これで母まで倒れたらどうしよう…。

不安を感じながらも私はベッドに横になった。


私と隣人しかいない四人部屋も9時に消灯となる。

カーテン一枚で区切らた隣のベッドから、寝返りや息の音まで聞こえてくる。


この空間に馴染めずに私は、音楽プレイヤーのイヤホンをつける。

軽快に流れる英語学習のいきいきとした会話。


私にこの英語を使う場面は訪れるのだろうか?

誰か教えて欲しい。