闘病ブログ

未来への手紙

年末に起こったこと(緊急入院から21〜28日目)

手術を受ける事はできなかった。


24日の朝十時に私は倒れたのだ。
突然の寒気は、すぐに歯をふるわせる強い症状へと変わった。
耐えきれずナースコールを押すと、すぐに大勢の看護士と医師が私を囲んだ。

そのあたりから私の意識は飛んでしまう。ただ、25日の手術はダメだという事実は分かっていた。

すぐに救急治療室に運ばれて、検査を受けていった。

数日して分かったのだが血液系の感染症らしい。原因は良く分からない。

それから数日に渡り、40度を超える高熱や下痢など、今まで苦しんだ事のない辛い日々を味わった。

その中でも原因解明のために左腕に数十針の静脈摘出手術をした事は辛かった。
痛みではなく、こんな形で自分の身体が刻まれる事が切なかった。



数日たち、ようやく病棟の個室に戻ってくる事ができた。

しかし自分の足で立とうとした時に、ひざの筋肉が体重を支えることはできなかった。ベッドに寝たきりの生活が、私から歩く事を奪ったのだ。


2008年も終わりを迎える大晦日。
身体中の管も取れた。病院で迎える事になった次の年はどんな年になるだろう?

無病息災。
ありきたりの願いがどれだけの価値があるか、今ならわかる。